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2009年ニュース

2009年12月17日
クレーン関係実務者研修会を開催します

 クレーン製造整備部会では、“クレーン設備のリスクアセスメント”について、広報、大会での発表、セミナー開催等により活動を推進しているところですが、今般、以下の要領で『クレーンの設計と耐用期間のとらえ方』についての研修会を開催いたします。

 クレーン関係実務者の方には、是非、ご出席いただきますようご案内いたします。


日時:平成22年2月17日(火) 13時30分から16時30分

会場:東照ビル1階 大会議室(愛知県名古屋市中区丸の内2丁目2番15号)

会費:1,000円(資料代、消費税含)

内容:1、クレーンの寿命について

  講師:菱栄工機株式会社  執行役員・技術部長 伊藤 高 氏

2、巻上機の関連規格と特別アセスメント

  講師:MHSコネクレーンズ株式会社名古屋工場   取締役工場長 須藤 達哉 氏

申込方法:下記の申込用紙(FAXでもお渡しします)に記入の上、費用を添えてお申込みいただく
       か、所定金額を支部口座にお振込み下さい。

問合先:(一社)日本クレーン協会東海支部 TEL 052-231-4633


2009年12月15
年末・年始の「営業」「図書等の注文受付」について

1、年末年始の営業

下記の通り休業とさせていただきます。

[年末年始休業期間]
平成18年12月28日(金)12:00以降〜平成19年1月4日(月)

2、年末年始の図書注文について

平成21年12月25日(金)にまでにご注文いただいた商品は、12月28日(月)までに発送いたします。(当協会で12月25日(金)までに入金確認が出来た場合に限ります)

それ以降に注文いただいた商品は、平成22年1月5日(火)以降に発送いたします。

※在庫の無いものに関しては年明け後、もしくは商品が入荷しだいの発送となります。


2009年12月1日
平成21年度年末年始安全衛生総点検運動について
 本年度も労働災害の多発が懸念される年末年始の繁忙期を向かえ、愛知労働局の主唱により、年末年始安全衛生総点検運動が展開されています。

 愛知県内の労働災害は、10月に入ってから急増しており、10月23日には、クレーン作業中のつり荷の落下による死亡災害も発生しています。

 関係者の皆様には、本運動の趣旨をご理解いただき、運動のスローガンである「家族待つ 年末年始 無災害」に向けての総点検の実施をお願いします。

【年末年始安全衛生総点検運動ポスター】

【職場の安全衛生点検表】


2009年11月18
安全衛生点検表による職場の点検の実施について
−クレーン・玉掛け作業用等の点検表をご活用下さい−
 愛知労働局管内では、本年10月に入ってから死亡災害が急増し、6月以降、月に1,2件であったのが、10月だけで6件、11月4日にも2件発生し、しかも社会的に耳目を大きく集める爆発火災事故が続いて発生しています。
 このため、行政ご当局から、12月1日から展開する予定の「年末年始安全総点検運動」を前にして、緊急に「職場の安全衛生点検」を実施するよう要請がありました。

 10月に発生した死亡災害の中には、磁力式のクレーンで重さ250kg.の荷を吊っていたところ荷が外れて発生したクレーン災害も1件含まれており、職場の安全衛生点検に当たっては、行政ご当局で用意された点検表のほか、日本クレーン協会東海支部で策定した点検表もご活用ください。

【職場の安全衛生点検表】

クレーン・玉掛け作業用

移動式クレーン・玉掛け作業用

業種別点検表(愛知労働局HP)


2009年11月5日
平成21年度 東海クレーン安全大会が開催
-優良クレーン運転士等30名を表彰-
 平成21年度『東海クレーン安全大会』が、10月26日(月)メルパルクNAGOYAにおいて開催され、愛知労働局 中沖局長ほか多数のご来賓の前で優良クレーン等運転士12名、優良玉掛け技能者9名、優良クレーン等整備従事者6名及び優秀職業訓練生3名が土井支部長により表彰されました。

 

 第2部の“安全講話・特別講演”では、東海支部クレーン製造整備部会幹事 越智眞佐男氏より、「クレーン設備のリスクアセスメント」と題しての講話があり、今後の災害防止の基本的対策とされるリスクアセスメントについての示唆に富んだ内容でありました。
 つづく特別講演では五尺坊伸志(谷 伸司)氏により、“笑いは心の薬”との演題で、古典落語ではおなじみの“寿限無”や“動物園”また、クレーンにちなんで“つる”(クレーンとは英語で「つる」のこと)などを交え、ユーモアあふれる語り口で、会場は笑いの渦となりました。

2009年10月14日
第12回全国玉掛け競技大会開催
 東海支部代表 山下悠介氏(新日鐵)最高得点で優勝!

 去る10月9日、半田教習センターにおいて『第12回全国玉掛け安全競技大会』が厚生労働省の後援の元、全国から選抜された15名の選手により開催されました。

 この競技は、“クレーン等による災害は、今日なお死亡等重篤な災害が発生しており、憂慮される状況にあります。この現状に鑑み、玉掛け技能の向上と安全意識の高揚を図り、クレーン等による労働災害の防止に寄与することを目的とする。”趣旨に則り三年毎に開催されるものです。

 東海支部代表の山下悠介氏(新日本製鐵株式会社名古屋製鐵所)は、9月11日に開催の『東海支部玉掛け安全競技大会』優勝者であり、8番目の競技者として日ごろの安全作業の成果を披露されました。

 全選手の競技が終了し、採点集計が慎重になされた結果、山下氏が最高得点で優勝し“厚生労働大臣賞”が授与されました。

優勝された山下悠介氏の表彰 玉掛け競技風景

2009年7月2日
2009年6月3日発生
 東京でのクライミングクレーン解体作業中の落下事故に関する
 愛知労働局等からの要請

 去る6月3日、東京都板橋区のマンション建設現場において、クライミングクレーンを解体・撤去する際に運転台が約20メートル落下し、作業員1名が死亡、1名が重傷を負った事故に関し、愛知労働局労働基準部長から支部長あてに、また厚生労働省労働基準局安全課長から本部会長あてに『クライミングクレーンの解体作業における労働災害防止対策の徹底について』と題する要請がありました。

 関係の皆様には、クライミングクレーン解体作業指揮者の選任、作業計画確立と作業手順の周知徹底など同種災害防止対策を徹底していただきますようお願いいたします。

 愛知労働局労働基準部長からの要請 平成21年6月24日付け

2009年5月28日
2009年4月14日発生
 東京でのクレーンの転倒事故に関する愛知労働局等からの要請

 去る4月14日に東京麹町のビル建築工事現場で発生した「クレーン」の転倒事故に関し、愛知労働局長から支部長あてに、また、厚生労働省安全衛生部長からの本部会長あてに、『ビル建築に伴う基礎工事にかかわる労働災害防止対策の徹底について』と題する要請がありました。

 この要請では、転倒した機械の労働安全衛生法令の適用は、移動式クレーンではなく、基礎工事用機械(アースドリル)とのことですが、これがクレーンの機能を合わせ有していることから、当協会にも要請があったものです。

 関係の皆様には、作業計画の確立・作業内容変更時の見直し、適正な建設機械の選定、作業者の資格確認など同種災害防止対策を徹底していただきますようお願いいたします。

《参考》くい打機でのくいのつり込みに関する行政通達(昭 38.3.30 37基収第10306号)

(問)
移動式クレーンをくい打機に転用した場合には、当該くい打機でのつり込みを行うが、これはくい打機の機能の一と考えてよいか。

(答)
貴見のとおり

 愛知労働局長からの要請 平成21年4月30日付け

2009年5月28日
2008年8月29日発生
 東京でのゴンドラ落下事故に関する愛知労働局からの要請

 昨年8月29日に東京赤坂の高層ビル新築工事現場でのエレベーター設置作業中のゴンドラ落下事故により作業員2名が死亡した災害に関し、愛知労働局労働基準部長から支部長あて『エレベーター設置工事におけるゴンドラの落下による労働災害防止対策の徹底について』と題する要請がありました。

 関係の皆様には同種災害防止対策を徹底していただきますようお願いいたします。

 愛知労働基準局労働基準部長からの要請 平成21年5月1日付け

2009年5月15日
クレーン関係講習も雇用調整給付金・中小企業緊急雇用安定給付金制度の教育訓練の対象になりました

 平成21年3月11日より、景気の変動などに伴う事業活動の縮小を余儀なくされた事業主が一時的な休業をした場合、教育訓練としてクレーン協会、ボイラ協会などで “技能講習” “実技教習” 等を受講させた場合も、雇用調整助成金・中小企業緊急雇用安定助成金の訓練費の対象となりました。

問い合わせ先
愛知労働局雇用調整助成室 052-219-5519
または所轄のハローワーク(公共職業安定所)
 雇用調整助成金・中小企業緊急雇用安定助成金制度のお知らせ

2009年3月27
図書の案内
ご存知ですか?小型移動式クレーンの転倒事故が多発しています!
「小型移動式クレーン(積載型トラッククレーン)転倒防止マニュアル」
発行のお知らせ

 (一社)日本クレーン協会東海支部移動式クレーン製造整備部会では、小型移動式クレーン(積載型トラッククレーン)の転倒事故が多発している現状から、特に積載型トラッククレーンの転倒事故防止についてイラスト入りでわかりやすく解説した『小型移動式クレーン転倒防止マニュアル』(A5版12頁)を発行いたしました。

 法定資格、作業計画、積載型トラッククレーンの特性、作業現場での注意事項、災害事例、災害統計、作業修了後の注意事項などをイラストにより視覚に訴えることによりわかりやすく編集されています。

 また、小冊子(A512頁)となっておりますので、作業時の携行や運転席の常備用に適しているほか、安全大会や安全講習の配付資料としても活用できます。

 頒布価格は一冊130円(送料別)となります。

 ご希望の方は、クレーン協会東海支部までお問い合わせ下さい。


お問い合わせ先:TEL 052-231-4633  m.ishimoto@jcatokai.jp


2009年3月12日
労働安全衛生法第60条の2に基づく
クレーン・移動式クレーン・玉掛け業務従事者に対する安全衛生教育”
の開催について

 労働安全衛生法第60条の2に基づく、危険有害業務に従事する者に対する安全衛生教育を下記により開催いたしますので、該当者(危険有害業務に従事して概ね5年が目途)には、この機会に受講していただくようご案内します。


クレーン運転業務従事者安全衛生教育          

 1.日時 : 平成21年5月29日(金) 9時00分〜16時50分

 2.会場  : 半田教習センター

 3.受講料 : 会員 8,200円、非会員8,700円(テキスト代込)

 4.受講対象者 : クレーン・デリック運転士及び床上操作式クレーン技能講習修了者

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玉掛け業務従事者安全衛生教育        

 1.日時  : 平成21年6月15日(月) 9時00分〜15時40分

 2.会場  : 半田教習センター

 3.受講料 : 会員 7,000円、非会員7,500円(テキスト代込)

 4.受講対象者 : 玉掛け技能講習修了者

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移動式クレーン運転業務従事者安全衛生教育             

 1.日時  : 平成21年6月28日(日) 9時00分〜17時00分

 2.会場  : 半田教習センター

 3.受講料 : 会員 9,400円、非会員10,400円(テキスト代込)

 4.受講対象者 : 移動式クレーン運転士及び小型移動式クレーン技能講習修了者

 5.その他 : クレーン安全協議会の修了証を別途交付


2009年3月12日
定期自主検査を実施したら
ステッカーを貼りましょう!!

 クレーン等安全規則では、1年以内ごとに1回、1月ごとに1回定期に自主検査を行うことを定めています。
 
東海支部では、厚生労働大臣が定めた定期自主検査指針に沿って、“天井クレーン定期自主検査者教育”と“移動式クレーン定期自主検査者教育”を下記の日程で開催いたします。この教育の修了者が、年次・月例の自主検査を実施した場合、クレーン協会のステッカーを貼付する事ができます。

年次ステッカー  1枚200円、月例ステッカー(12ヶ月分 800円)


移動式クレーン定期自主検査者安全衛生教育

 1.日時  : 平成21年5月31日(日) 8時50分〜17時00分

 2.会場  : 半田教習センター

 3.受 講 料 : 会員 11,800円、非会員12,800円(テキスト代込)

 4.受講対象者 : 移動式 クレーンの定期自主検査に従事する者

 5.その他 : クレーン協会の“定期自主検査実施ステッカー”を貼付する資格講習となります

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天井クレーン定期自主検査者安全教育

 1.日時  : 平成21年8月19日(水)8時50分〜17時00分

         ※ 次回開催決定次第、お知らせいたします。

 2.会場  : 半田教習センター

 3.受 講 料 : 会員 9,800円、非会員10,800円(テキスト代込)

 4.受講対象者 : クレーンの定期自主検査に従事する者

 5.その他 : クレーン協会の“定期自主検査実施ステッカー”を貼付する資格講習となります


2009年2月27日
クレーン技術者シンポジウムを開催

-クレーン性能検査受検時の留意点とクレーン設備のリスクアセスメント-

 去る2月18日(水)愛鉄連厚生年金基金会館において“クレーン技術者シンポジウム”が117名の参加者を得て開催されました。

 午前の部は“クレーン性能検査受検時の留意点”と題して、クレーン協会愛知検査事務所長 小坂井実氏と主任技師 園田吉幸氏の両氏による講演がありました。

 午後の部最初のプログラム、基調講話では“クレーン設備のリスクアセスメント”と題してリスクアセスメントの基本的な進め方や提言、改善事例の紹介があり、引き続いてのパネルディスカッションの基本テーマである“クレーン設備のリスクアセスメントの実際”への理解を深めることとなりました。

 続くパネルディスカッションは、“クレーン設備のリスクアセスメントの実際”をメインテーマにクレーン使用者、製造者、整備者のそれぞれの立場からの発表があり、ひととおり各講師の発表の後、各講師間での討議と会場の参加者との質疑応答へと進みました。会場の参加者からは、様々な質問がなされ、各講師がそれぞれ回答するなど有意義なシンポジウムとなりました。


2008年ニュース

2008年11月27日
東海クレーン安全大会を開催!-優良クレーン運転士等31名を表彰-

 去る11月4日、平成20年度の“東海クレーン安全大会”が140名余の関係者が集い、メルパルク名古屋にて開催されました。

 愛知労働局 中沖局長ほか多数のご来賓の方々の前で、永年クレーンの安全作業に貢献されたクレーン運転士16名、玉掛け技能者9名、クレーン等整備従事者3名と技能成績優秀な優秀職業訓練生3名の合計31名が東海支部 藤岡支部長により表彰されました。

 表彰式の後特別公演があり、現在、東海ラジオ“はやおきラジオ水谷ミミです”にレギュラー出演しているタレント・講談師の水谷ミミさんから『生涯生徒』と題しての講演がありました。水谷ミミさんには、講演の後の講談も読んでもらうなどの大熱演でした。


2008年10月22日
-経年クレーンの特別査定とクレーン等のリスクアセスメント-
クレーン安全管理研修会を開催

 去る10月15日、『クレーン安全管理研修会』が96名の参加を得て開催されました。

・午前中は、“経年クレーンの特別査定指針”について。
 経年クレーンの本体構造部分を対象に特別査定を行う場合に適用するものであり、制定の背景から特別査定の実施要領や特別査定機関について、クレーンの特別査定時期検討例を交えて説明。

・午後は、“クレーン等のリスクアセスメント”について。
 この規格は今年3月に制定され、クレーン等を設置又は使用するものが、クレーン等作業のリスクアセスメントを適切かつ有効に実施できるように要領を定めたものであり、参加者は熱心に聞き入り、活発な質疑応答もなされました。

 クレーン製造整備部会では、特に“クレーン設備のリスクアセスメント”についての更なる啓発を目的として、来年2月18日(水)愛鉄連厚生年金基金会館において“クレーン技術者シンポジウム”を開催する予定です。

講習風景


2008年9月17日
移動式クレーン安全運転競技大会が開催される

―JFE物流株式会社中部事業所 都築雅司氏が優勝 全国大会へ出場!―

 去る9月5日、「第35回移動式クレーン安全運転競技大会」が半田教習センターにて開催されました。

 近年、愛知県下では、移動式クレーンによる事故・災害が多発傾向を示している事もあり、この大会を契機として、移動式クレーン運転士の皆さんの安全意識向上が図られることを期待しているところです。

 厳正な審査結果により、成績は以下のとおりとなり、優勝された都築雅史氏には、愛知労働局長賞が授与されました。

 優勝の都築氏は、10月10日に日本クレーン協会岐阜支部で開催される「第13回全国移動式クレーン安全運転競技大会」東海支部代表として出場します。

(敬称略)

優勝 都築 雅司(JFE物流株式会社中火事業所)

準優勝 渡辺 義雄(株式会社エスシー・マシーナリ)

入賞     東 亮太(株式会社ミック)

入賞     谷垣 英雄(愛豊重機株式会社)

入賞     谷村 清人(愛豊重機株式会社)

表彰される、優勝した都築氏

2008年9月10日
クレーン関係講習等への受講助成金が拡大

 社団法人日本クレーン協会東海支部が登録教習機関として実施している講習会等については、中小企業事業主が「職業能力開発計画」を作成し、その中でその雇用する労働者に当支部で実施するクレーン関係講習を受講させた場合、「キャリア形成助成金」として、受講料等及び賃金の1/2が助成される事となっています。

 またこれとは別に、建設業の中小企業事業主がその雇用する労働者に支部のクレーン関係講習(特別教育を含む)を受講させた場合、「建設業教育訓練助成金(第2種・第4種技能実習)」として受講料等の70%及び1日最大5,000円の賃金が助成されることとなっています。

 特に、平成20年度からは、これら助成金の活用を図る為、「キャリア形成助成金」の助成金額が1/3から1/2へ増額され、また「建設業教育訓練助成金」の申請において手続きが簡略化(事前の認定申請は特別教育以下は不要)されたので、積極的にご利用いただくようご案内します

問い合わせ先 独立行政法人 雇用・能力開発機構愛知センター
〈キャリア形成助成金〉助成金第2部門 TEL:052-221-8753
〈建設業教育訓練助成金〉業務第1課 TEL:052-221-8751
クレーン関係講習等への受講助成金一覧(平成20年度)

2008年9月10日
配電線付近でのクレーン作業に関する中部電力からの要請

 工事現場等における停電事故について、配電線付近における移動式クレーン等の転倒や、重機等が配電線へ接触したことによる停電や電柱等を損傷する事故が連続して発生していることから、このほど、中部電力株式会社名古屋支店・岡崎支店より日本クレーン協会東海支部に対しても、事故撲滅の協力方要請がありました。

 中部電力では、その施設に接近して作業する場合、「早めに最寄の中部電力事業場へ連絡いただければ係員を派遣し、安全に作業ができるよう無料で相談させていただきます」としていますので、クレーン災害撲滅に向けて積極的にご相談ください。

問い合わせ先 中部電力株式会社名古屋支店 営業部配電運営課 坂田、堀田
TEL 050-7771-2433(内線1151、1153)

2008年9月10日
移動式クレーンの転倒事故防止について

 またまた、今年になって移動式クレーン転倒事故が続発しました。
 建設現場のクレーン、移動式クレーン作業に係る安全対策の徹底については、平成19年7月23日に続き、平成20年3月26日付けで愛知労働局長から当支部長あて要請文が発出され、「ボイラ・クレーンニュースの昨年8月号及び本年5月号」にも掲載し広報しているところですが、その後も、建設現場において移動式クレーンの転倒事故が続発しマスコミを賑わせています。

 東海支部の移動式クレーン製造整備部会では、移動式クレーンによる事故や災害防止のため、愛知労働局クレーン担当安全専門官のアドバイスも受け、「転倒事故防止の安全宣言ステッカー」の普及や「移動式クレーン作業計画書」の作成徹底を啓発してきました。

 移動式クレーン製造整備部会が、昨年実施した「移動式クレーン作業者アンケート」の結果を見ますと、【管理者による作業開始前のクレーン作業指示が曖昧なもの】72%、【管理者から受けた作業指示内容と現場作業の違いを感じるもの】80%、【安全装置を解除して作業を行った事があるもの】71%と驚きの実態がありました。これらは、移動式クレーンの転倒事故に直接結びつく内容であり、即改善が必要です。

 事前に適切な作業計画書を作成しこれに基づき作業を行うことは勿論ですが、発注者や事業者の皆さんが移動式クレーン作業のリスクを低減し、安全優先の考えの下作業指示することが最も重要です。

「移動式クレーン作業計画書」の目安として活用していただき、事故や災害を発生させないようお願いするものであります。

 移動式クレーン作業計画書
 リーフレット「クレーンを倒さないために」
 愛知労働局長からの要請 平成20年3月26日付

2007年ニュース

 2007年1月1日 図書の案内:「建設業のクレーン等ヒヤリ・ハット事例集」

 建設工事現場においては、クレーン運転中や玉掛作業中の労働災害が多発しており、その防止対策が大きな課題になっております。
そこで、(一社)日本クレーン協会東海支部移動式クレーン製造整備部会では、特に
建設業関係で実際に起こった72件の“ヒヤリ・ハット事例”について、原因別にまとめた『ヒヤリ・ハット事例集』(A3版82頁)を発刊しました。

 今回発刊した『ヒヤリ・ハット事例集』は、作業内容及び主として考えられる問題点を洗いだしており、その対策について“みんなで考える”ことにより建設業関係者の安全水準の向上と危険予知活動に役立つものとなっております。
 また、
“助かった災害事例”“ヒヤリ・ハット体験分析”も掲載しており、安全大会や安全講習での配布資料としても最適な教材となっております。

 頒布価格は、1冊600円(送料別)となります。

購入希望の方は、以下のお問合せ先までご連絡ください。
 

問い合わせ先 TEL 052-231-4633
 m.ishimoto@jcatokai.jp

2007年2月23日 図書の案内:「21世紀を迎えて・移動式クレーン安全マニュアル

 
 
本書は、東海支部移動式クレ-ン製造整備部会が1年間に亘って、編集作業を行い、昨年4月初版発行を行った作業担当者用のマニュアルです。
 随所に災害発生状況が掲載され、また、全頁がカラ−イラストになっており、見るだけでも安全のポイントが分かるという優れものです。
 

定価 130円
問い合わせ先 TEL 052-231-4633
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